大いなる海〜SG計画の代価〜

古来人は、月への憧れから星を眺め世界を占なっていた。
やがて、宇宙より地球を観察する術を手に入れ、
宇宙へ飛び立ち、他惑星に着陸する技術をも見出した。
それから数十年――
人はついに、宇宙に滞在し、大いなる海を観測する施設を作り出すのだった。
目次
第一章 SG社の創立  1 / 2 / 3 / 4 / 5
第二章 SG社の繁栄  1 / 2 / 3 / 4 / 5
転  章 理想と現実  1 / 2 / 3

用語解説
歴史
登場人物
ケレス
ケレス・アーリア
宇宙に憧れ、空に多くの期待を寄せているせいか、若干宇宙に夢見がち。
これと決めたことには一直線に取り組み、その間、周りが目に入らなくなる。
元々頭は良いほうではないが、人一倍努力をする。だがそれゆえに、頑張れば報われるという考え方をし、努力が認められないと不機嫌になる。
野心は胸に秘めて口外しない。
エリス
エリス・デュスノミア
特にこれといった目標もなく、ただただ綺麗な星空を眺めながら育った天然少女。
独特の世界観を持ち、初対面の相手には若干疲れる人物と評価されがち。
観測に関して高い記憶力を持ち、星が綺麗に瞬いた瞬間を記憶している。
星は遠くから見るからこそ輝くものと考えていたが、ケレスとの出会いにより、宇宙にも視野を広げた。
パラス
パラス・リートン
有名宇宙開発チームに所属する父(テナー・リートン)の背を見て育ったため、達観した考え方を持つ。
その特殊な事情から専門知識にも精通している。
約束された地位を捨てSG社の人間であり続けた。
ユノー
ユノー・ヘラ
パラスの前に度々現れては助言や悪態をついて去る女性。
物事を自身の都合のいいように解釈し、知らないうちに周りの空気まで変えてしまう。
やりたいことを追求し、行動力のみで生きている。

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